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執筆者の写真サステなおこ

日本で原料再生されるプラごみはたった4%

更新日:2020年8月27日

実際のところ日本国内で原料再生されるプラごみはほんの4%。

約60%はサーマルリサイクル (焼却して熱エネルギーや固形燃料として回収)だから温室効果ガスは生ごみの150倍だし、約15%は海外へ輸出してたけど中国から断れ、今や日本でどうにかするしかない状態。

輸出していた国ではリサイクルが追いつかずに河川に捨てているから汚染は止まらないはずだということも知りました。(出典:環境省)

毎週金曜日のプラごみの日に、出しているプラごみはリサイクルされていると思っていました。どうしてこんなにもリサイクル率が低いのでしょうか?


コストと劣化の問題 


本来プラスチックは裁断して溶かすことで、また新しいプラスチック原料として生まれ変わります。しかし、リサイクルされたプラスチック製品がまた同じ製品として生まれ変わることはほとんどないそうです。技術的には可能であってもコストがかかるからです。

またごみの回収にもお金がかかります。これは自治体の経費になるので自治体によってはリサイクルをしたくても回収費用がなくてできないということもあるそうです。


また、透明なボトルから再び透明のボトルを作ることも難しいそう。リサイクルの過程で不純物が混じり質が落ちるから。不純物が見えるクリアボトルは消費者は買ってくれないですものね。


またプラスチックはリサイクルするたびに劣化していくものなので、PETボトルのリサイクルでは大抵は、ぬいぐるみの中綿やフリースなどに使われるポリエステルに繊維に変わるそうです。


同一素材に分類しないとリサイクルが大変


プラスチックといっても、たくさんの種類があります。ポリエチレン、ポリスチレン、ポリプロピレンなど様々。しかし、ポリエチレンからはポリエチレンしか作れず。ポリエチレンをリサイクルするにはポリエチレンだけを集める必要があるのです。


でも、サステなおこの家もそうですが、ゴミ箱の中のプラごみはどれも同じに見えるし、材質別なんて分類していられない。(海外ではリサイクル促進のために製品に1番から7番の識別コードが表示されているようです)


さらに複合樹脂で作られているものもあります。例えば、コンビニとかにある紙容器の牛丼とか。あれは紙100%ではなく、内側にプラスチックの塗膜がされているから汁が漏れないわけです。これは、プラスチックの使用量が減ったという意味ではサステかもしれませんが、リサイクルの面でいうと意味をなさないわけです。


汚れたプラスチック


廃プラスチックの大部分は、容器・放送で、食品の油などで汚れており、匂いも付いています。プラスチックは炭化水素骨格でできているため、疎水性が高く油がつきやすく落ちにくい特性を持っています。


浜市や仙台市など地域での記事を読んでみると、具体的に課題が多く書かれていますが

プラごみの中には汚れているものが混じっているため、それを自治体費用で洗浄することもできないわけです。また横浜市の場合、プラスチック製容器包装は約40パーセントが未分別で、燃やすごみに混入してしまっています。横浜市で年間約2万7000t(トン)にもなるそう。


燃やした方がコストも安いし、楽に処理できる。ということですよね。


毎週金曜に出していたほとんどが、燃やされて温室効果ガスをだし、他の国の川がプラごみで埋まっているのは実は日本人のごみだった。

そして日本人ひとり当たりのプラゴミの排出量は世界で第2位。

そのうちの67%が、プラ容器・包装という過剰包装文化の日本。


たしかに、サステなおこの家のプラごみのほとんどは包装・容器でした。


リサイクルをすることが、エコ。

というのはどうやら違うみたい。


それよりも、私たち消費者一人一人が、そもそものごみの量を減らしていくことが一番いいみたい。

知らないでは済まされない現実が、すぐそこにきているから。


自分さえ良ければいいや。きっと誰かがなんとかしてくれるでしょ。

という人生他人任せな考えをいつまでも持つのをやめようって思ったサステなおこでした。



参考出典元:

  1. 環境省

  2. プラなし生活

  3. 横浜市役所

  4. 一般社団法人 プラスチック循環利用協会


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